しいたけの折り方

http://d.hatena.ne.jp/tactom/20061107
この作品の折り方の解説を作ってみました。

0. こげ茶色の折り紙を使う
1. 縦横を八等分する
2. 白い側から、縦横の中心線を十字型につまみ上げ、中心一マスをねじり折りして平たく折る(6x6になる)
3. 茶色い側から、四スミを谷折りで二マス分白の三角(2:2:2√2)を出す
4. 白い側から、四辺(元々紙の縁だったほう)を一マス分谷折りして正方形
にする
5. 茶色い側から、四スミを座布団折りする
6. 新しくできた四スミから風車状にねじり折りの襞の端部が出るので、これをすぐ下ポケットにしまい込む
7. 同じ側からもういちど座布団折りする
8. ねじり折りの角を沈め折りして柄を小さくする。しいたけの柄にみえるように仕上げる
9. 傘の四スミをつまんで(つまみの根本は半マス分で角度は浅く22.5度以下、飛び出た部分はさらに留め折り)、全体に丸みを付けると同時に白い切り込みを見せて、火の通ったしいたけの傘のように仕上げる。
10. しいたけに見立てる。できあがり

行程10が最も重要です。

Between The Folds

Origami-lより。4OSME、Origami USA、ヨーロッパとアメリカの折紙作家と日本の吉澤章氏を取材したGreen Fuse Filmsのドキュメンタリー映画「Between The Folds」がThe Hamptons International Film Festivalで選出され、10/16から10/19の4日間オンラインで配信されるそうです*1
http://www.greenfusefilms.com
http://www.snagfilms.com
http://www.hamptonsfilmfest.org

*1:10/18追記 アメリカ国内のみとのことです。日本のドメインからはみれません。残念

CSAIL

MITでErik Demaine准教授のもとで共同研究をしています。
研究は理論的なところをやってますが、こちらでは折紙の実践も盛んに行われています。先週はOrigaMITの人たちとStataのエントランスに巨大蝶(Michael LaFosse氏作)のインストレーションをしました。ちなみにJason Kuさんがリフトに乗ってます。

IPAX 2008

2008年5月27日(火)、28日(水)の両日に開かれるIPAX2008において2006年度下期未踏ユースの成果「Origamizer」を出展します。
http://www.ipa.go.jp/event/ipax2008/

開催日時
 2008年5月27日(火)、28日(水)
   10:00〜17:00 (28日の一部講演は、17:30まで)
会場
 東京ドームシティ プリズムホール
 東京ドームホテル 地下1階シンシア(5月27日のみ)

28日の15:40-16:00にはプレゼンもします。
http://www.ipa.go.jp/event/ipax2008/presentation.html

応用数理学会 折紙工学研究部会

2008/3/8,9に首都大学東京(南大沢キャンパス)で応用数理学会の研究部会連合発表会が開かれます
http://tnt.math.metro-u.ac.jp/jsiam-jm2008/

3/9には10:00-12:00に「折紙工学」のオーガナイズドセッションおよび13:40-14:40に京大の野島武敏先生の総合講演があります。


私も折紙工学OSで多面体の折紙化手法について発表する予定です。

※2/28追記 詳細発表されました

3月9日(日)101室

10:00 - 12:00 折紙工学 Origami Engineering

折り紙構造ヘルムホルツ共鳴器による騒音低減
  ○小机 わかえ(神奈川工科大学
トラスコアパネルの製造シミュレーション
  ○戸倉直(日本総合研究所), 萩原一郎(東京工業大学
トラスコアパネルの音響・強度特性に関する検討
  ○ベンジャミン フォーカード(東京工業大学), 武田晃太(東京工業大学), 萩原一郎(東京工業大学
折り紙を用いた教育用数理モデルの開発
  ○杉山文子(京都大学), 野島武敏京都大学
襞分子を用いた多面体の折紙化手法
  ○舘 知宏(東京大学
折り紙の体内埋め込み型医療器具への応用
  ○栗林香織(東京大学 生産技術研究所), James Eaton-Evans(オックスフォード大学), Zhong You(オックスフォード大学)